相性草



「あ、信長様、相性草ですよ」
「相性草?」
「俺が勝手に呼んでるだけなんですけどね。
 これ、この草の茎を両方から裂いていって、そのまま二つになったらその2人は仲が悪い。
 途中でひし形になったら相性がいい、って言うわけなんです」
「へー面白そうだな。
 よし、サル、そっちからやれ」
「え………??」
「勘違いすんなよ。わざわざ持って帰ってまでしたくねぇからだ。
 よし、二つに裂いたな」
「…………」
「…………」
「……あ」
「……お」
「相性、いいみたいですね(照)」
「……もう一回だ、もう一回!!」
「…………」
「…………」
「…………」
「………〜〜〜〜!」
「いいみたい、ですね(喜)」
「もう一回!!」

 そうして帰る頃には、二人とも爪がすっかり緑色になっていた。




一度会話だけ小説ってのを書いてみたかったんですよ。
……なんかすげー手抜きみたい……

相性草ってのは実体験に基づく話で、この草は茎が三角形なのでこんなことが出来るんです。
雑草なんでそこら辺に生えてたけどなぁ……昔は、さ(夏ぅ〜が過ぅ〜ぎ〜風あざみ)
あ、ちなみにひし形になるの、ちょっとしたコツがいるんですよv
……てことは日吉はそのコツを知っていたのか。