カイ爆プチショート。

いくら学園祭が服装自由だからって、こんなのを着せる必要な無いのではないか、とかカイは思う。
そりゃぁ確かに自分のクラスの出し物は、クラブハウス風の喫茶店だし、それを踏まえるとダンサー(ぽい)この格好はアピールになるとは思うけど、それでも。
まぁ、断りきれなかった自分も自分だが。
そして出来るだけ人目につくようにうろつけ、という指令を貰い、律儀にそれに従い、ふと鏡のように姿が見れた窓ガラスを見れば、なんとピアス片方が無い。
余った学費で買った100円均一のとは言え借り物だ。無くして、そのままにしておける訳もなく。
忘れ物無くし物を扱っているのは何委員だっけ、とか思いながら渡り廊下を早足で歩く。
そこにあった掲示板には、忘れ物の類が画鋲で留められていた。自分のがあるかも、とひとつひとつを見ていく。
と、自分が来たのと反対側から、少年がやってきた。頭一つ低い。下級生なんだろうか。
などと眺めていると、なんとその手に持っているのは件のピアスではないか。留められるよう、ビニール袋に入れられている。
思わず、
「あ、!」
と小さく叫んで。
その、持っている手を掴んでしまった。
一瞬の後、なんて不躾な事を、と顔が赤くなる。
相手は、きょとんとカイを眺める。
それに羞恥を感じると同時に、こんなに真っ直ぐな双眸は、初めて見たな、と。
離せバカものと、顔の真正面を殴られるまで、思った。

***
カイの身長から見ると爆はこんな感じだろうかと。

この辺りから窓ブーム。

SSSと連結絵。5月病て訳でも無いけど、退屈。

この角度が襟を描き易かったり。

格子窓にチャレンジ。

早速大失敗。

赤い満月で月見ミルク。

デッド兄さん夏使用。

ぼへぇーとした表情が描き易いと再確認。 服を白抜きで。背景が学校指定のジャージみたいだなぁ。