月曜日、空飛ぶクジラを見た
           〜貴方と1週間〜



 月曜日。
 空飛ぶクジラを見た。


 火曜日。
 ピンクにそのコトを言ってみた。
 笑われた。


 水曜日。
 炎に言ってみた。
 可愛いって言われた。


 木曜日。
 現郎に言ってみた。

 「知ってる」と言われた。


 金曜日。
 二人で見る事にした。
 今日は来なかった。


 土曜日。
 今日も来なかった。
 早く来てくれるといい。
 オレが嘘付いてるって、現郎思ってないかな。
 大人だから、子供のオレにただ付き合ってるんじゃないかな。


 日曜日。
 昨日思ってたことを言ってみた。
 ンなわけねぇって言われた。
 今日も見れなかったけど、嬉しい日だった。


 月曜日。
 ようやく、現郎とクジラを見れた。
 現郎に肩車されて、前より近くで見た。



 5年後。
 それは飛行船なのだと知った。


 「ぱっと見クジラっぽいよな」
 現郎が言った。



うーん、小説というより散文ですね。書いててほんわかするよーな話がいいなー、でこんなのになりました。
この当時の爆くんは5歳ですね。