ＰＬＬＬＬＬＬＬ！
　ＰＬＬＬＬＬＬＬＬＬＬＬＬ！！！！
「…………（ガチャ）」
「現郎か！？オレだ！」
「爆か……何の用だ（しかも怒鳴り声で）」
「あのな！聞いてくれるか！
　今度の日曜カイ達と遊園地に行くからその事炎に言ったんだけどな！
　そうしたら「爆はもてて大変だな」なんて言うもんだから、
　それでオレも「炎だってその気になれば誰か誘えるだろ」って言っただけなのに、
　「お前と違って、俺は爆だけだ」とか何とか言って、軽く逆ギレして、
　しかも自分が皆に好かれてる事棚に上げて、お前は惹き付けるものがあるんだからもっと身辺注意しろとか勝手な事ばかり言うんだぞ！
　何かもう鶏冠に来て今ピンクの家に居るんだが、どう考えても炎が悪いよな！？」
「…………（沈黙）」
「悪いよな！！？」
「………そーだな（あー、早く寝直してぇ…）」
「やっぱりそうか！そうだよな！
　じゃ、それだけだ」
　ガチャン。
　ツーツーツー。
「……………」　
　チン（受話器を置いた）
　ＰＬＬＬＬＬＬＬＬＬ！
　ＰＬＬＬＬＬＬＬＬＬＬＬＬＬＬ！！！
「……………（ガチャ）」
「あ、現郎か！？俺だ！」
「………炎様……」
「聞いてくれ！今度の日曜、爆が友達と遊園地に行くらしいんだが、これはどー見ても爆狙いだよな！？な！？
　だから気をつけておくに越した事は無いぞとちょっと心配しただけなのに、怒って家を出てしまって………」
「……………………」
　（現郎の心の中）俺、いつ眠れるんだろう………